乳がんと確定するまで|思わぬ音にびっくりした針生検(組織診)

乳がんと確定するまで 乳がん
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私は2020年9月に右胸に違和感を感じ、10月に乳がん検診を受けました。右胸のエコーでは15分程度、時間をかけてじっくり調べていたので、「何かあるんだなぁ」と思っていました。

案の定、乳がん検診で引っかかりました。自治体の乳がん検診だったので、説明を聞きにセンターに行く必要がありました。

しかし、そこでは詳しい説明はなく、「心配だったら精密検査をうけてくださいね」ということでした。私は診断書と受診できる医療機関が記載された紙を受け取ると、すぐに家から通える病院の乳腺外科を予約しました。

この記事では、乳がんが確定するまでの経過と検査について紹介します。乳がんの告知を受けたばかりの方もいると思います。

少しでもお役に立てればうれしいです。

koko
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すぐに乳がん検診を受けてよかったです。

でも、説明がすごく適当だったことには少し腹が立ちました。

人気がないわけではなかった女医さん

女医

私が予約した病院の乳腺外科には医師が二人います。一人の医師は、予約がいっぱいということだったので、もう一人の医師で予約を取りました。

2020年11月に、初めて乳腺外科を受診しました。女医さんだったので、ホッとしたことを覚えています。

とても穏やかな医師で、「いつ頃から違和感を感じたのか」「気になることはあるか」「不安なことはないか」詳しく聞いてくれました。

診察では、触診とエコーを撮りました。何度もエコーを撮りながら、医師から「細胞を取って調べますね」と言われました。

「局所麻酔をするので、麻酔液が背中に流れるかもしれません」という説明も受けました。胸の深い部分まで麻酔の針を刺すので、ちょっと痛かったです。確かに麻酔液がジワ~ッと背中に流れてきました。

でも、医師がとても優しかったので、安心してお任せすることができました。麻酔が効くまで、女医さんと少しお話をしました。

「針生検は大きな音がするので、驚かないでくださいね」説明してくれました。女性医師のおかげで、私はリラックスして検査を受けることができました。

そのことには今でも感謝しています。

koko
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エコーも時間をかけて丁寧に診てくれました。

でも、やっぱり悪いものなのかな……という気持ちも感じました。

確かに大きな音だった針生検(組織診)

注射器

麻酔が効いた頃に、針生検をしました。よく見えなかったのですが、けっこう大きめの針でした。

胸に刺して組織を取るのですが、「バン!バン!」と大きな音。説明を聞いていてもびっくりしました。

何か所か針を刺して、組織を取りました。麻酔が効いていたので、針生検自体の痛みはほとんどありませんでした。

koko
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私は大きな音が苦手なので、余計にびっくりしたのかも。

痛みはありませんでした。

肋骨が折れるかと思いました

包帯

大変だったのは、止血です。圧迫止血をするのですが、医師が全体重をかけているのではないか?と思うほど強く、胸を押さえるのです。肋骨が折れるかと思うほど、痛かったです。

針生検は音にびっくりしましたが、痛みは感じませんでした。でも、止血時の痛みは半端ない……。

けっこうな時間、ギューッと押さえられるので、思わず「痛いです」と言ってしまいました。

その後は、分厚いガーゼで圧迫止血。その日はそれで終わりです。

針生検の結果は2週間後にわかるということだったので、また2週間後に予約を入れました。

koko
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「肋骨折れてない?」と思うくらい、止血は痛かったです。

悪性と言われたけれど

女医と患者

2週間後、結果を聞きに受診しました。診察室に入ると、医師から「悪性でした」と告知。「乳がんということですか?」と尋ねると、「そうですね」とのこと。

でも、不思議なくらい冷静に医師の話を聞いていました。どこかで「がんかもしれない」と思っていたからかもしれません。

ドラマなどで泣き崩れるシーンを観たりしていましたが、涙も出ませんでした。「あぁ、本当にがん患者になったんだな」と思ったのが本音です。「家族に何て言おう」「両親にも言わなくちゃだめだよね」

そんなことを考えたりしていました。

女医さんから、「これからは担当医師が変わります」と言われました。どうやら、乳がん専門の医師が担当になるようです。担当医師の予約を入れて、その日は終了。

私は診察室を出てから、待合の椅子に座っているときに夫にLINEで「乳がんだった」と送りました。

koko
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医師の説明を聞いているときも、頭がスーッと冴えている感じでした。

家族に何て言おうと思ったことは強く印象に残っています。

私よりも悲しむ人がいること

悩む人

帰宅すると、夫が神妙な顔で待っていました。「〇〇ちゃん、大丈夫?」と聞かれたので、「うん、大丈夫」と答えました。夫は「一人で結果を聞きに行かせてごめん」と謝りました。

でも、一人で行くと言ったのは私なのに。大丈夫だからと言ったのは私なのに。自分よりも悲しむ夫を見ることがつらかったです。

夜は、バイトから帰宅した息子にも報告。息子もショックを受けていました。

「これからのことは、検査しないとわからない」ということも伝えました。私は、家族を悲しませてしまったことに困惑しました。

koko
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家族がショックと受けたり、悲しみを感じていることを見ている方がつらかったです。

乳がん経験のある友人に連絡

電話で悩む人

私の友人には、数年前に乳がんを経験した人がいます。私は彼女にメッセージを送りました。夜、彼女から電話がかかってきて、いろいろと話しました。

「〇〇ちゃんが落ち着いていて安心した」と言ってくれました。

彼女が乳がんになったと打ち明けてくれたとき、私は何ができるか一生懸命考えました。そして、彼女の話や本音をしっかり聞こうと思いました。

私は、自分は冷めているけれど、家族を悲しませてしまったことが苦しいことを話しました。彼女のその気持ちを理解してくれました。

今、乳がんの告知を受けて苦しみや悲しみ、不安を感じている方もいると思います。誰か信頼できる人がいるなら、話してみることも一つの不安解消につながります。

でも、病気の体験者でないとわからない気持ちもありますよね。もしも、話す人がいない方は、このブログにコメントをくださってOKです。

私でお役に立てるなら、あなたのお話を聞かせてくださいね。

koko
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一人で抱え込んで苦しいときは、ぜひお話ししてくださいね。

お待ちしています。

私の乳がん確定までは、このような流れでした。この後の検査やステージの告知については、また別の機会にお話ししますね。

乳がん検診を受けたきっかけは、こちらの記事で紹介しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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