2021年1月18日のAM11:00頃から右胸の全摘手術。
当日は、朝からいろいろと忙しかったのですが、手術が始まってしまえば麻酔ですぐに意識がなくなるので、目覚めたときは病室にいました。
病室で目覚めたのは14:30頃でした。
手術中はのどの管が入っていたので、のどに違和感がありました。
声も枯れています。
ふくらはぎには着圧タイツの上からフットパンプが巻かれ、定期的にふくらはぎを圧迫しています。
血栓予防のためです。
酸素マスクもつけていました。
意識が覚めたときは、「あれ?今どこ?何時?」という状態でしたが、だんだんと意識がはっきりしてくることがわかりました。
この記事では、術後の様子についてお話ししますね。
全身麻酔にトラウマがあったけれど・・・
私は結婚してから乳がんの手術前までに2回、全身麻酔をした経験があります。
2回とも稽留流産の処置のための全身麻酔です。
でも、そのときの経験から、「全身麻酔は怖い」と思っていました。
というのも、目覚めたときにめまいと吐き気、嘔吐、過呼吸といろいろ大変な思いをしたからです。
乳がんの手術前にも、そのことは伝えておきました。
使用する麻酔薬にもよるようですし、人によってはそのような状態になることがあるという説明を受けていました。
でも、右胸の全摘手術後は、麻酔から覚めたときに吐き気や過呼吸はありませんでした。
とても自然な感じで目覚めることができ、安心しました。
全身麻酔にトラウマがありましたが、ちょっと乗り越えられたような気がしました。
術後はやっぱり痛かった
麻酔から覚めたときの不快感はありませんでしたが、右胸が痛くてたまりませんでした。
そうですよね。
がっつり切っているわけですし。
ナースコールで看護師さんを呼び、痛み止めの点滴をしてもらいました。
それまでは息をするのも痛くてたまらなかったのですが、痛み止めの点滴のおかげで15~20分後には痛みが和らぎました。
痛みが和らぐと、いろいろな考えが浮かんできました。
私は手術中にリンパ節への転移を調べることになっていたので、転移があったのかどうか気になりました。
手術してくれた主治医からは16:30頃に病室で説明を受けました。
リンパ節への転移はなし!でも、がんは思っていた以上に大きかった
16:30頃には私の状態の安定し、主治医から手術中の説明を受けることができました。
結果は、リンパ節への転移がなく、ステージは2‐Bでした。
ただ、がんが予想していたよりも大きかったことを聞きました。
6.5㎝×6㎝×4.5㎝。
表皮にいちばん近いところは、0.5㎜のところまでがんがあったそうです。
全摘でよかったという判断に間違いはなかったという説明を受け、安心しました。
この時点で、酸素マスクも外すことができました。
主治医から手術の内容と報告を受けた後、夫と実家の母に転移はなかったことをLINEで伝えました。
二人とも祈るような気持ちで過ごしていたので、その報告に安心してくれました。
ティッシュエキスパンダーの違和感
右胸には、再建手術に向けて皮膚を伸ばすためのティッシュエキスパンダーが入っています。
そのため、右胸が重だるい感じでした。
16:50頃に、手術でティッシュエキスパンダーを入れてくれた形成外科医が病室に来ました。
右胸の400CCの生理食塩水が入るティッシュエキスパンダーを入れたこと。
そして、今、200CCの生理食塩水が入っていることを聞きました。
注意点として、皮膚に近い部分にティッシュエキスパンダーが入っているので、感染症を起こす可能性もあるとのこと。
その際は、速やかに対処してくれると約束してくれました。
少しずつ時間をかけて右胸の皮膚を伸ばし、その後おなかの組織を使って胸を再建することをもう一度確認しました。
右胸全摘手術は想像していたよりもスムーズだったけど痛い
私のいちばんの不安は、リンパ節への転移と全身麻酔後の状態でした。
特に麻酔から覚めた後に過呼吸を起こした経験があるので、それが怖かったです。
でも、今回の手術では痛みはありましたが、不快の状態はあまりありませんでした。
ホッと安心した気持ちになりました。
その日は夕食はなしなので、看護師さんが薬を持ってきてくれました。
検温でも発熱もなく、血圧や血中酸素濃度も安定しています。
でも、手術後はうとうとしている時間が長かったような気がします。
眠りは浅いです。
それだけ薬も効いていたのでしょう。
患部の状態も悪くはない状態とのことでした。
大きな山を一つ越えたような感じでした。
想像していたよりもスムーズに進んだような印象を受けました。
でも、術後は痛いものは痛い!
手術の翌日の様子は、また今度お話ししますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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