2021年1月18日に乳がんのため、右胸の全摘手術を受けました。
その後の病理の結果では、ステージ2‐B。グレードは1。リンパ節への転移はありませんでした。
ホルモンレセプターが陽性のため、退院27日目からホルモン療法が始まりました。
この記事は、当時からつけている記録を読み返しながら書きました。
前回は、歯の痛みについてお話ししました。歯医者さんに行きましたが虫歯ではなく、原因がよくわからなかったので抗生物質を処方してもらい、様子を見ることになりました。幸いなことに、歯の痛みは少しずつ治まってきました。
でも、おなかの調子がよくありません。ちょうど、ノルバデックスを飲み始めてからおなかの調子が悪くなったので、もしかしたら薬の副作用なのかも。
この記事がこれから乳がんの治療を受ける方、治療を受けている方のお役に立てることを願っています。
退院36日目|おなかは痛くないけれど・・・

ノルバデックス服用10日目です。
おなかは痛くないですが、ずっと下痢が続いています。地味につらい……。
歯の痛みはおさまってきましたが、食べるときに右側で噛むと、ズキン!とした痛みが上あごに広がります。水はしみそうで怖かったため、この日もぬるま湯で水分補給しました。
下痢は回数が多かったので、脱水症状を起こさないように水分はこまめに摂るように心がけました。
朝から右胸の張り感が強く、皮膚が引っ張られている感覚がありました。

歯は痛いし、下痢だし、右胸は張っているし……。
何だか自分の体ではないような感じがしました。
退院37日目|頭痛に苦しむ

ノルバデックス服用11日目です。
歯の痛みはほとんどおさまり、うどんなら右側でも嚙むことができました。口に水を含んでも、あごに痛みが広がることはありませんでした。でも、まだ痛みも怖さが残っていたため、水分はぬるま湯で補給。
下痢も続いています。食べるとすぐにおなかがギュルギュル鳴り始めます。おなかの痛みはありませんが、食事をするのも少し怖かったです。
でも、この日いちばんつらかったのは頭痛です。もともと頭痛持ちですが、音や光も刺激になり、家事をする以外のときはベッドで布団をかぶって真っ暗な中静かにしていました。
片頭痛のような痛みです。頭痛がひどすぎて、気持ちも悪くなりました。
1月は入院前の生理だったのですが、ノルバデックスの影響なのでしょう。2月は生理はありませんでした。

生理がなくても、生理前のような頭痛やだるさは感じました。
退院38日目|午前中がつらい

ノルバデックス服用12日目です。
午前中は体調が悪く、お昼まで寝ていました。起きていることができませんでした。
頭痛や肩こり、首もこっています。右胸の張り感もありました。
食欲は落ちています。「少しでも食べないと」とは思うのですが、何を食べてもおいしく感じられませんでした。口内炎もできてしまい、口の中が痛かったことも関係しているのかもしれません。
相変わらず、下痢は続いています。

食べられないので、余計に体調が悪くなっていたのかもしれません。
退院39日目|花粉症の症状表れる

ノルバデックス服用13日目です。
やっと元気が出てきました。頭痛も少し楽になりました。
花粉症の症状が表れ、のどがかゆい!何回もうがいをしたり、家の中でもマスクをしていますが、なかなかよくなりません。耳鼻科に行かないとだめかも。
右胸の張りは、今日も続いています。皮膚が引っ張られている感覚が強いです。
おなかの調子もまだ悪いです。
口内炎はひどくなってしまいました。「免疫力が低下しているのかな」と感じます。

いろいろな症状が出て、免疫力の低下を実感しました。
退院40日目|頭痛が楽になってきた

ノルバデックス服用14日目です。
ノルバデックスを飲み始めてから、ずっとおなかの調子が悪いです。おなかは痛くありませんが、食べるとすぐに下痢になってしまいます。
花粉症による、のどのかゆみもあります。
頭痛は日に日に楽になってきました。
家事はできることはしましたが、今やらなくてもいいものは放置することにしました。まずは、体の回復をいちばんに考えて過ごしました。

物事の優先順位をつけました。
いちばん大切なことは体の回復。
退院後は無理は禁物!

退院後は無理をすると疲れたり、頭痛がひどくなることがわかりました。以前よりも疲れやすくなっていることも把握できました。
食事は、ノルバデックスを飲み始めてからおなかの調子が悪いので、おじややうどんなどが多かったです。少しでも消化のよさそうなものを摂るようにしました。
幸い、歯の痛みが和らいできたので、精神的にも楽になりました。ただ、食欲がなかったことと下痢のため、体重は落ちてしまいました。ダイエットになっていればよいのですが、体力が落ちてしまいました。
退院後は無理せず、家族に頼りながら生活すればよかったと思います。つい、自分でやったほうがいいだろうと考えてしまいがちですが、頼れる人がいる方は誰かに頼って、体力をつけたほうがよい時期です。
自分でやってしまうと、家族も「もう動けるんだ」と思ってしまいます。仮病を使うわけではありませんが、以前とは違うことを理解してもらうためにも頼ることは大切なことなのかもしれません。

家族に頼ることも大切です。
無理をしすぎると後が大変になります。
退院後40日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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