2021年1月18日に右胸の全摘手術を受け、再建手術に向けてティッシュエキスパンダーに生理食塩水を入れています。右胸にリンパ液が溜まりやすく、胸がパンパンになってしまいました。
そのおかげで、予定よりも早く皮膚が伸びたのですが。でも、痛みや気持ちの悪さが強かったです。
やっと形成外科の受診日が来たので、溜まってしまったリンパ液を抜き、ティッシュエキスパンダーに生理食塩水を追加注入。そして、胸の再建手術のスケジュールも決まってきました。
気持ちもいろいろ揺れ動き、体調も低空飛行。
この記事がこれから乳がんの治療を受ける方、治療中の方のお役に立てることを願っています。
退院56日目|右胸がパンパンに・・・

ノルバデックス服用30日目です。
この日の午前中は、数回の下痢。また、正露丸とお友だちになってしまいました。午後にはおなかの調子も落ち着き、安心しました。
前日から両ふくらはぎが筋肉痛のような痛みがあります。少しよくなった気もしますが、まだ筋肉痛のような痛みが残っていました。

おなかの調子が悪くて、食事を摂るのが怖かったです。
退院57日目|左足首が痛くて正座ができない

ノルバデックス服用31日目です。
便は出ませんでした。
両ふくらはぎの筋肉痛も午前中でよくなりました。
ところが、左足首が痛くてたまらず、正座もできません。今までときどき痛くなることがあったのですが、久しぶりです。整形外科に通ったこともありましたが、原因は不明。
この日はひざも痛くてたまりませんでした。「関節が弱っているのかな?」と思いました。
「働かなくちゃ」という強迫感のようなもので、心がざわざわ。パニック発作を起こす直前のような不安な気持ちに襲われました。

自分で自分を追い込んでしまいました。
退院58日目|右胸が限界・・・

ノルバデックス服用32日目です。
左足首の痛みはだいぶ和らぎました。この日も排便はありませんでした。
右胸がパンパンになってしまいました。翌日に地元の病院の形成外科を予約しているので、何とかそれまで我慢しようと思いました。でも、胸にリンパ液が溜まっている感じでとにかく気持ち悪かったです。
形成外科の担当医に、胸の再建手術についても聞いてみようと思いました。

右胸のティッシュエキスパンダーの辺りが、何とも言えず気持ち悪い感じです。
担当医に相談してみなくちゃ。
退院59日目|やっと形成外科を受診

ノルバデックス服用33日目です。
今日も排便はありません。食欲もなく、少しやせました。
形成外科の担当医は、私の胸を診ると「痛かったでしょ?」と聞いてくれました。週1回しかいない医師ですが、とても親切で優しいのです。
「痛かったです」と答えると、やはりリンパ液が溜まっているとのこと。注射器でリンパ液を抜きましたが、胸の皮膚が伸びているので、生理食塩水を100CCティッシュエキスパンダーに追加注入しました。
皮膚の伸びが順調なこととホルモン療法ということで、今後のスケジュールを立てることができました。

ティッシュエキスパンダーの周りにリンパ液が溜まり、皮膚が予定よりも早く伸びました。
この分なら、再建手術も早くできそうです。
胸の再建手術の予定が決まる

地元の病院の乳腺外科と形成外科の医師は上手に連携を取ってくれています。今後の予定も二人の医師で調整しながら決めていくことになりましたが、大まかな再建手術の流れを教えてもらえました。
5月に乳腺外科の受診があるので、その後、形成外科で最終チェックを行います。最終チェックから約10日後に実際に胸の再建手術を行う大学病院で検査を受けます。
6月2日に入院して、6月3日に手術という流れになりました。私の乳房再建術は、おなかの自家組織を使うことになっています。
手術時間は12時間ほどかかります。また、おなかを大きく切るため体への負担が大きいことを再確認しました。
入院期間も全摘手術より長くなります。10日から14日程度を予定しておくようにとのことでした。
いろいろ決まり、先に進める!という気持ちと、手術に耐えられるか心配な気持ちが沸き起こりました。でも、一度決めたことですし、家族ともよく話し合って決めたことなので後には引き返せません。
「やるしかないんだな」という気持ちが本音です。

覚悟が決まりました。
退院60日目|めまいでフラフラ

ノルバデックス服用34日目です。
この日も排便はありません。便秘ゾーンに突入してしまったようです。
右胸は前日に入れた生理食塩水の分で、皮膚がパンパンに張っています。少し熱を持っているようで、じんわりとした痛みもあります。
前日の受診であれこれ決まり、ホッとしたのか、疲れが出てしまいました。変な緊張感もありましたし……。
そのためか、めまいがひどく、フラフラでした。左耳が感音性難聴のため、ときどきめまいが起こるのですが、それとは少し違っていて、ふわふわしためまいです。立っていると体が傾いていくのがわかりました。
夫も心配してくれて、その日は一日ほど寝たきりで過ごしました。

めまいは寝ていてもぐるぐる回っているので、気持ち悪かったです。
決めなくちゃいけないことがあると疲れる

これは、乳がんの診断を受けてから感じていることですが、何かを決める際、それが大きな決断につながるのですごく疲れます。今回は、胸の再建手術に向けてのスケジュールでした。
自分では、どうにもすることができない気持ちも感じました。流れに身を任せるしかないような感覚にもなりました。
もちろん、医師は私の気持ちを尊重してくれますが、結局は手術は受けなくちゃいけないし、自分で決めたことだし……と気持ちが揺れ動きました。
パニック障害は落ち着いているものの、まだ治療中なので、心療内科の医師にも乳がんの治療の経過報告をしています。いろいろな人に自分のことを話すことがこんなにしんどいとは思いませんでした。
外で仕事をしている方は、調整やどこまで人に話すかなど、もっと大変な思いをされていると思います。
乳がんは治療に時間がかかります。人の助けが必要になることもあります。
その辺のことが、私には負担になりました。

この記事を読んでいるあなたも同じような気持ちなのかもしれませんね。
退院後61日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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