2021年1月右胸全摘手術、5月に自家組織での再建手術を受けました。この記事は、当時の記録を読み返しながら書いています。
前々回からは、親子関係の難しさについてお話ししています。いろいろなことでメンタルのキャパシティを超えてしまい、鬱の入り口までいってしまいました。
心療内科の医師に相談してよかったです。抗うつ剤は今までも飲んでいましたが、量が増えました。薬に対する考え方は人それぞれですが、私は薬で気持ちを底上げして少しでも早く元気になれればよいと考えています。
関節痛は相変わらず。気力の低下もなかなか改善しませんが、希望は持っています。
この記事がこれから乳がんの治療を受ける方、治療中の方のお役に立てることを願っています。
退院251日目|乳房再建手術126日目|息子が祖父母宅へ

ノルバデックス服用222日目です。
首や肩のコリ、頭痛がします。気力も元には戻っていません。
そんな中、私の状態があまりにも悪いので、息子が私の実家に居候することになりました。
実家は我が家から自転車なら5分程度。歩いても12~13分ほどのところです。近いので、いつでも家に帰ってくることはできます。
バイトで夜帰りが遅かったりすることが私の負担になるのではないか……ということで、息子から祖父母宅へ行くと言いました。
正直、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。母親として息子に何もしてあげられない気持ちになりました。息子もいろいろと考えたのでしょう。
私の両親は、孫と一緒に生活できることに喜んで賛成してくれました。もう、いろいろな人に迷惑をかけてしまっていると感じました。
でも、息子の考えたことに反対する状況ではないので送り出すことにしました。息子にしわ寄せがいってしまっていると感じます。

息子に対しては、「ふがいない母でごめん……」という気持ちです。
退院252日目|乳房再建手術127日目|少し痛みが和らいだ

ノルバデックス服用223日目です。
首はまだ凝っていますが、体の痛みは少し和らいだような気がします。関節の痛みが軽減したので、少し気持ちも晴れました。
息子が私の実家に行ってしまったので、寂しい気持ちもあります。でも、少しでも早く元気になり、また息子と一緒に生活できるようにしたいという希望を持ちました。
いつまでという期限は特に決めていないので、私の状態がよくなったら戻ってくることになると思います。
私の両親は、孫をとてもかわいがってくれるので心配はしていません。実家には私の弟も仕事の関係で一緒に暮らしています。「両親以外の人との交わりで、息子自身も何か成長につながればいいなぁ」と思いました。

息子は祖父母宅でも楽しく過ごしているようです。
安心しました。
退院253日目|乳房再建手術128日目|また左足首の腫れ

ノルバデックス服用224日目です。
この日はまた左足首が腫れてしまいました。ノルバデックスを飲み始めてから、ときどき腫れます。捻挫をしたときのように足首が腫れ、痛くて正座もできません。
「原因は何だろう?」と不思議に思います。特に運動もしていないのですが。
頭痛と首の痛みは変わらず続いています。市販の痛み止めを飲んでいますが、あまり効果を感じていません。でも、痛いのでつい薬に頼ってしまいます。
一度、病院で相談した方がよいのかもしれませんが、乳腺外科の医師には相談しにくいです。他の診療科に行けばよいのかもしれませんね。

乳腺外科の主治医は優秀だと思います。
でも、どうしても合わないんです。
退院254日目|乳房再建手術129日目|体中痛い

ノルバデックス服用225日目です。
頭と首の他、肩や背中、腰まで痛くなってしまいました。「痛みのない日は来るのだろうか?」と悲観的になってしまいます。「激ツボる!」も痛すぎて使えません。
少しずつストレッチをして、固まってしまった筋肉を伸ばすようにしました。でも、体が以前よりも硬くなっています。ストレッチは無理のない範囲で毎日続けないとだめなのかも。
パソコンで文字を打っていると目の奥までズキズキしてきました。こういう日は片頭痛を起きる前兆なので、仕事は早めに切り上げました。普通の生活が送れる日は来るのでしょうか。

片頭痛は早めの対処が肝心。
目がチカチカしたり、ズキズキしたときは静かな暗いところで安静が大事です。
退院255日目|乳房再建手術130日目|気力0の日

ノルバデックス服用226日目です。
体の痛みは続いています。それに加えて、気力も0に。何もする気が起きません。
夫は「ゆっくりした方がいいよ」と言ってくれますが、「ゆっくりするとは?」と考え込んでしまいました。こういうときは、完全に沼にはまってしまいます。
趣味があればよいのですが、物事への関心も低くなっているので、楽しみを見つけることもできません。少しでも気が晴れることがあればよいのですが。
テレビを観ていてもつまらないし、本は読むのが面倒だし、音楽はうっとおしいし……。楽しいことが何も見つかりません。

「活字中毒」とまで言われていた私ですが、本への興味が一切なくなりました。
鬱っぽいときは本も読めなくなる

気づいたことは、鬱っぽくなっているときは本も読めなくなることでした。読書が趣味の一つでしたが、活字を見るのもいやになってしまいます。
音楽も耳が悪いせいなのか、聞いていてもちっとも気分が上がりません。以前なら、好きなアーティストや好きな曲を聴いてテンションを上げたりしていました。
こんなにも世界が詰まらなくなるとは思ってもみませんでした。これが鬱の入り口だとしたら、うつ病はどれほどつらいことでしょう。
私は抗うつ剤や抗不安剤などで調整しながら、精神を安定させるようにしています。でも、薬が効き始めるまでに時間がかかるものもあるので、一気に元気になれるわけではありません。
早めに心療内科で相談できたことに感謝しています。女性ホルモン減少による不定愁訴もあるのかもしれません。とにかく何もしたくない。できない。
そんな日々でした。
退院後256日後|乳房再建手術131日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

メンタルを病むといろいろな面に影響が出てきます。
何かおかしいと思ったら、早めに心療内科や精神科を受診することをおすすめします。
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