2021年1月に右胸全摘手術、5月に自家組織での再建手術を受けました。この記事は、当時の記録を読み返しながら書いています。
乳がんのステージ告知から1年が経ちました。この1年、2回手術を受けました。あっという間の1年間でした。
私の場合、乳がんの手術も胸の再建手術も経過は良好です。でも、メンタルと体調不良に悩みました。
今回も乳がんのお話というよりは、メンタルのお話になってしまいました。すみません。
この記事がこれから乳がんの治療を受ける方、治療中の方のお役に立てることを願っています。
退院306日目|乳房再建手術181日目|心療内科受診日

ノルバデックス服用277日目です。
この日は心療内科の受診日でした。ここのところのメンタルと体調不良について、相談しました。
心療内科の医師から通院間隔を短くすることを提案されました。今までは4週間に1回に通院でしたが、2週間に1回の通院です。
心療内科は電車に乗っていかなければならないので正直しんどいですが、7明らかに今の私は変です。そのため、過呼吸や睡眠障害がひどくなっている感じがします。
心療内科の医師の勧めに従い、2週間に1回の通院を選びました。
帰宅後は疲れてしまい、ぐったりしてしまいました。寝不足なので、体力の消耗が激しいです。
12月はライターの仕事はお休みさせていただくことにしました。医師からも「今は無理をしない方がよい」と諭されました。お金の心配はありますが、まずは体調を整えないことには何もできないと感じました。

心療内科の通院間隔が短くなったことで、「少し楽になれるかも」と期待が持てました。
適切な提案をしてくれた医師に感謝しています。
退院307日目|乳房再建手術182日目|眠れない

ノルバデックス服用278日目です。
今日も早朝に目覚めてしまい、眠れなくなりました。体は疲れているのですが、頭の中が冴えてしまいます。
寝不足が続いているため、日中も体のだるさがありました。食欲もありません。夫がゼリー飲料を買ってきてくれました。
風邪のような症状はずっと続いています。体の関節も痛くて、動くことが億劫でした。
でも、何もしないわけにはいかないので、ベッドから起きて少しずつ家事をしました。少しでも動かないでいると、罪悪感を感じてしまいます。自分でも「めんどくさい人間だなぁ」と思います。

いつも罪悪感にさいなまれている感じがします。
何が悪いというよりも、私の存在自体が申し訳ないような気分でした。
退院308日目|乳房再建手術183日目|告知から1年

ノルバデックス服用279日目です。
1年前の今日、乳がんのステージが2ーBと告知を受けました。あっという間の1年間でした。手術は2回経験しました。いろいろと決めることがあり、とても忙しかったような気もします。
ステージを聞いたとき、正直よくわからなかったです。怖い気持ちもなかったですし、「どうしよう」という気持ちにもなりませんでした。
ただ、「両親にどうやって話そう……」と思ったことは覚えています。夫の方がうろたえていたような感じがします。
胸の再建をどうするかもそのときに聞かれました。でも、ステージを聞いてすぐに胸の再建手術まで考えることは難しかったです。
乳がんになって何がいちばん大変だったか考えてみると、決めることがたくさんあったこと。
ショックを受けるよりも、次々と決めなければいけないことに必死についていくような感じでした。セカンドオピニオンのことも頭から完全に吹き飛んでいました。
これから治療を受ける方や治療中の方は、まだまだ決めなければいけないことが出てくると思います。私はできませんでしたが、少し考える時間をいただくことも必要かもしれません。

怒涛の1年間でした。
本当にあっという間に時間だけが経ってしまったような気がします。
退院309日目|乳房再建手術184日目|誕生日

ノルバデックス服用280日目です。
今日は誕生日。乳がんがわかってから2回目の誕生日です。無事に歳を重ねることができたことはよかったと思います。
でも、やはり早朝に目覚めてしまいます。その結果、日中は疲労がピークになります。疲れていても眠れないので、体力ばかり消耗してしまいます。
誕生日はささやかにお祝いしました。コロナ禍なのでどこかに食事に行くこともなく、自宅でひっそりとお祝い。
でも、家族が一緒にいてくれることに改めて感謝の気持ちがわいてきました。私だけでなく、夫や息子もきっといろいろなことを考えた1年だったことでしょう。
体の痛みは少し和らいできました。日によって痛む場所や程度が変わるのですが、誕生日に体が痛くなかったことはうれしかったです。

ステージの告知は誕生日の前日でした。
誕生日のたびに告知のことも思い出すことでしょう。
退院310日目|乳房再建手術185日目|乳がんを伝える

ノルバデックス服用281日目です。
私はクリスチャンです。コロナ禍で日曜日の教会での集会はずっとありませんでした。ZOOMでのオンラインの集会が続いていましたが、やっと教会に集えるようになりました。
教会で会った何人かの親しい人に、乳がんの話をしました。皆さん、驚いていました。
ありがたいことに変な励ましを受けることもなく、私の話を聞いて「大変だったね」と言ってくれたことに感謝しています。
この日に中学時代からの親友が、1日遅れの誕生日メッセージをLINEで送ってくれました。彼女にもお祝いメッセージのお礼と乳がんのことを伝えました。
親友は「ちっとも知らなくてごめん」と謝っていましたが、私の方こそ黙っていたので申し訳ない気持ちになりました。でも、なかなか合わない人に乳がんのことを伝えるのって難しくないですか?
何かのきっかけがあれば話すかもしれませんが、コロナ禍で人と会うこともほとんどない生活を送っていたので、あえて乳がんのことを話す場もありませんでした。
私は隠したいというほどではありませんが、あえて言いたいという気持ちもありません。自然な流れで聞かれたら答えます。

病気の伝え方は人それぞれだと思います。
私はそれでよいと思います。
ステージの告知から1年はとにかく早かった

乳がんになっていろいろな検査をして、ステージを聞いた日からあっという間に1年が経っていました。時間の流れの速さには驚くばかりです。
私は乳がんの全摘手術や胸の再建手術の経過は良好です。定期的な検査でも、再発は転移は見つかっていません。傷もきれいに治ってきています。
腕の上げ下ろしも最初はツッパリ感がありましたが、この時期にはほとんどつっぱることがなくなりました。
ただ、ノルバデックスを飲んでいるため、関節痛は日によって痛みがひどいときもあります。
また、パニック障害や鬱症状での過呼吸や無気力、睡眠障害による疲労感には悩まされました。心療内科に通っていたのですぐに対処してもらえましたが、そうでなければもっとつらかったかもしれません。
乳がんの治療は時間がかかります。主治医との意思疎通の大切さも感じました。人間同士なので相性がありますが、できれば「何でも話せる関係性を築けるとよいなぁ」と思います。

時間の早さにはびっくり!
まだまだ治療は続きます。。
退院後311日目|乳房再建手術186日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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