2021年1月に右胸全摘手術、5月に自家組織での乳房再建手術を受けました。この記事は、当時の記録を読み返しながら書いています。
前回は、頭痛とメンタルの低下についてお話ししました。体調がよくないと、すぐにメンタルにも影響が出てきます。
もともとパニック障害で心療内科には通院していましたが、乳がんでホルモン治療を始めてからは気持ちの浮き沈みが激しくなったような気がします。
この記事がこれから乳がんの治療を始める方、治療中の方のお役に立てることを願っています。
退院後456日目|乳房再建手術331日目|発熱

ノルバデックス服用427日目です。
数日前から頭痛がひどかったのですが、とうとう熱が出てしまいました。夕方は37.0℃程度でしたが、その後38.6℃まで上がりました。
皮膚が痛く感じ、服が当たる部分がピリピリするような状態でした。
夕ご飯は夫に準備してもらうことにして、私はベッドでずっと寝ていました。寝ていてもときどき目が覚めてしまい、ぐっすり休むことはできません。
食事は少しだけ食べましたが、食欲もなくほとんど食べられませんでした。起きていてもフラフラするので、ひたすら横になっていた1日です。

久しぶりの発熱でした。
「コロナだったらどうしよう…」と思いました。
退院後457日目|乳房再建手術332日目|平熱に戻る

ノルバデックス服用428日目です。
前日の熱は、朝には下がっていました。少し体も楽になりました。
念のため、家にあった市販の風邪薬を飲みました。効くとよいけれど。
指の関節が痛くて、物を握ったり何かのふたを開けたりするのがしんどかったです。痛み止めも飲みたかったのですが、風邪薬を飲んでいたため諦めました。
食欲はあまりありませんが、前日よりは食べられるようになりました。少しでも食べられると元気が湧いてくるような気がします。

「食べることって大事だな」と改めて実感しました。
退院後458日目|乳房再建手術333日目|心療内科

ノルバデックス服用429日目です。
心療内科の受診日でした。ずっと気力の低下に悩んでいたので、相談してきました。
体調は悪くはないのですが、ずっと体調不良だったので疲れが残っている感じでした。心療内科は電車で1駅ですが、パニック障害の私にとっては電車に乗ることが大きなハードルです。
いつも心療内科に着くと、ぐったりしてしまいます。今は心身の不調を抱えている方が増えているのか、私が初めてそこの心療内科にかかったときよりも患者さんが増えているような気がします。
心療内科の医師は、私の話を聞いたのちに「いつも気を張りつめすぎているのかも」と言っていました。
確かにいろいろと気にかかることがあり、それは自分のことではなく家族のことなのでどうすることもできず…という状態でした。
その限界が来ていたようです。もちろん心配事がなくなることに越したことはありませんが、もう少しおおらかな気持ちで物事を見つけるようになりたいと思いました。

心を痛める日々が続いていたことも体の不調の原因になっていたのかもしれません。
退院後459日目|乳房再建手術334日目|のど痛

ノルバデックス服用430日目です。
朝起きたら、のどが痛くてたまりませんでした。薄着で寝ていたからだと思います。熱はありません。
とにかくうがいと水分補給を心がけました。少しでも水分をとると、のどがうるおうような気がしました。
右手の人差し指が関節痛で痛みます。湿布を貼って対処しました。
ノルバデックスを飲んでいると、ときどき関節痛がつらいと感じる日があります。でも、乳腺外科の医師にそのことを伝えると「じゃあ、薬をやめますか?」と返されてしまいます。
薬をやめたら治療ができません。痛み止めがほしいところですが、処方はされません。
もう少し、乳腺外科の医師ともよい関係になれればと思うのですが、なかなか難しいです。

食事は柔らかめのものを食べるようにしました。
でも、飲み込むときにのどが痛いです。
退院後460日目|乳房再建手術335日目|ふしぶしが痛い

ノルバデックス服用431日です。
前日は右手の人差し指だけが痛かったのですが、この日はひざやひじなどの関節も痛くてたまりませんでした。温めると少し痛みが和らぐような気がするのですが、1日中お風呂に入っているわけにもいきません。
関節を冷やさないような服装で過ごしましたが、今度はホトフラで汗が滝のように流れてきます。
痛みをおさえたいけれど、噴き出る汗も何とかしたい!
ノルバデックスで女性ホルモンを止める治療をしているため、ホルモンバランスが崩れやすいのでしょう。
「もう少し何とかならないかな?」と思います。この痛みは慣れるものなのでしょうか?
まだまだモルモン治療は続くことを考えると、少しゆううつになります。

ふしぶしが痛いと動くときもスローモーションのような感じ。
てきぱき動くことができません。
風邪をひくといつも以上につらく感じる

ホルモン治療を始めてから、体温調節がうまくできなくなりました。そのためか、暑くなったり寒くなったりが1日の中で何回も起こります。
風邪をひくと今まで以上に体がだるくなることもわかりました。とにかく回復するまでに時間がかかります。
乳がんの治療は人それぞれですが、痛みの感じ方やメンタルもそれぞれです。一概に「ホルモン治療だから楽でしょ」とはならないのです。
抗がん剤に比べたら、ホルモン治療の副作用は少ないですが、それでも日によって、また体調によって感じ方が変わります。
私の場合、「風邪をひくと長引く」「風邪をひくとだるさがずっと抜けない」ことがわかってきました。
できるだけ健康的な状態を維持することが必要だと感じました。

痛いといろいろなことがつらく感じてしまいます。
退院後461日目|乳房再建手術336日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント