2021年1月に右胸全摘手術、5月に自家組織での乳房再建手術を受けました。この記事は、当時の記録を読み返しながら書いています。
乳房再建後も特に異常なく過ごせています。しかし、ホルモン治療をしているので、日々どこかしらの関節が痛い…。これには困っています。
メンタルも安定してきているので、一人で外出もできるようになってきました。この時期は、外出が多かったのですが、疲れすぎることもなく、少し自分の体調に自信が持てるような気がしました。
この記事がこれから乳がんの治療を始める方、治療中の方のお役に立つことを願っています。
退院後506日目|乳房再建手術381日目|ピアノの練習

ノルバデックス服用477日目です。
相変わらずの早朝覚醒。なかなか長い時間眠ることができません。
これは神経が過敏になっているかららしいです。
ちょっとしたことですぐに目が覚めてしまいます。その後、ベッドで横になれればよいのですが、気持ちがざわついてしまい、じっとしていられません。
でも、この日は朝から元気はありました。いつもの指関節の痛みもなく、久しぶりにピアノの練習ができました。
ピアノの練習は指が痛いときはできません。痛みがない開放感と好きなピアノを弾ける喜びを感じました。でも、全然弾けなくなっていました。
ピアノや楽器の練習は、1日さぼるとすぐに弾けなくなります。私の場合、何か月もピアノに触れることもなかったので、本当にがっかりするほど弾けませんでした。
これから少しでもピアノに触れる時間が増えるといいなぁと思いました。

好きなことをすると気持ちが晴れます。
こういう時間を少しでも増やしたいです。
退院後507日目|乳房再建手術382日目|薬が効いている感じ

ノルバデックス服用478日目です。
花粉の影響で少しのどが痛みますが、元気はあります。20年以上花粉症で悩んでいます。
初めはスギ花粉だけでしたが、途中からはヒノキも加わりました。今はスギもヒノキも過ぎているはずですが、アレルギー症状は続いています。
調べたら何かアレルギーが増えているのかもしれません。
心療内科の薬が効いているのか、日中の心のざわつきは少し落ち着いている感じがします。

心のざわざわが落ち着くだけで1日が楽に過ごせます。
退院後508日目|乳房再建手術383日目|ボランティア

ノルバデックス服用479日目です。
この日はボランティアに参加しました。私が通っている教会の「東京神殿」が新しく立て替えられ、オープンするまでに信者ではない方も見学に来ることができるオープンハウスのツアーガイドです。
家から「東京神殿」までは、電車で1時間半ほどかかります。一人で電車に乗ることや人前でガイドをすることに少しためらいはありましたが、せっかくの機会なので挑戦したいと思いました。
パニック発作の原因をなる不安を抑える薬は必要ですが、電車にも一人で乗れました。ツアーガイドも無事に努めることができました。
大好きな場所で心地よい時間を過ごせたと感じました。
帰宅後、疲れが出るかと心配でしたが、思っていたよりも元気が残っていました。少し自分の体調面やメンタル面に自信が持てたような気がします。

パニック障害がひどくなってから、一人で電車に乗ることが怖いと感じていました。
クリニックまでの1駅なら何とかなりますが、片道1時間半の電車も大丈夫でした。
退院後509日目|乳房再建手術384日目|午後から仕事

ノルバデックス服用480日目です。
前日の疲れもなく、いい感じに過ごせました。でも、大事をとって、午前中は少しゆっくりするようにしました。
午後からは仕事を頑張りました。パソコンに向かっていると集中しすぎてしまうので、頭痛を起こすことがあります。この日も頑張りすぎたのか、夕方から頭痛…。
でも、体力はあったので、少しの時間でも外で働けるようになれたらと思いました。心療内科の医師からは、今のところ、「外で働くことはおすすめできない」と言われています。
体調やメンタルには波があるので、以前のように働くことは難しいと思いますが、少しでも人とのつながりを持てる仕事ができたらと考えられるようになってきました。
前日のボランティアでも人と接することに喜びを感じました。何年間も自宅で仕事をしていますが、やはり直接人と会うことは人間にとって大切なことなのではないかと思います。

アレルギー症状はあるものの、元気に過ごせて体調面でも自信が持てました。
退院後510日目|乳房再建手術385日目|久しぶりに実家へ

ノルバデックス服用481日目です。
早朝3時に目が覚めました。ほとんど眠れなかったような気がします。でも、体は元気な感じがします。
久しぶりに実家へ行きました。1時間弱、両親とたわいもない話をしました。
父は肺に病気があるため、コロナやその他の感染症にかかると命の危険があります。そのため、私は普段は電話で話をしていました。でも、この日はゆっくり両親と話ができてよかったです。
私にとって実家に行くことはかなり勇気がいります。というのも、両親ともによい人なのですが、私は何となく居心地が悪く、帰宅後に過呼吸を起こすことが多いからです。
おそらく、子どものときからいい子でいようとしていたことが今の私のメンタルの不調にかかわっているのかもしれません。
親だけでなく学校の先生や親せきなど、とにかく大人の期待に応えることが自分の一部になっていました。それが悪いことだとは思いませんが、大人になり、いろいろな経験をする中で、つらいことに耐えられないメンタルになっているのだと思っています。
心療内科の医師からも「ご両親の話は聞き流す程度にした方がいいですよ」とアドバイスされています。
でも、小さいころからの習慣はすぐには変えられません。私はきっと、両親の期待に応え続けようとするのでしょう。

親子関係は悪くないと思っています。
でも、夫には自分の本当の気持ちを両親に伝えたことがあるのか?と言われます。
それもまた、つらいのですが…。
外出が多かったけれど元気に過ごせた

この時期は、外出が多かったです。でも、その割に元気に過ごせました。
少しずつ、体調もメンタルも安定しているのでしょう。このまま、回復に向かうとうれしいなぁと思います。
乳がんの治療はホルモン治療が続いています。そのため、日によっていろいろな関節が痛くなることもあります。これは仕方がないと思っています。
乳がんになってよかったとは思いませんが、自分の体をもっと大切にしようという気持ちにはなりました。今まで、他の人を優先していましたが、自分のことは自分でいたわらないと。
そう思いながらも、両親の前ではいつまでもいい子でいようとする点が、私の克服しなければいけない課題なのかもしれません。

昔からの根っこの部分を変えるのはとても難しいです。
退院後511日目|乳房再建手術386日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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