2021年1月に右胸全摘手術、5月に自家組織での乳房再建手術を受けました。この記事は、当時の記録を読み返しながら書いています。
ホルモン治療をしていると急激に暑くなったり寒くなったり。体温の調節がうまくできなくなりました。その状態をそばで見ている夫は、「何でそんなに暑がったり寒がったりするの?見ているとイライラする」と。
自分でもどうすることもできないことに対して文句を言われても、正直なところ困ってしまいます。おとなしく服で調整するしかないみたい。
でも、家族の理解がないというのは、かなり気持ちがへこみます。完璧にわかってほしいとは思いませんが、仕方がないことという理解はほしい。
この記事がこれから乳がんの治療を始める方、治療中の方のお役に立つことを願っています。
退院後521日目|乳房再建手術396日目|激しめの頭痛

ノルバデックス服用492日目です。
朝から激しめの頭痛。頭がガンガンします。市販の痛み止めを飲んで様子を見ることにしました。
頭痛のときは音や光に過敏になるので、暗い部屋で寝ている感じです。
幸い薬が効き始め、3時間後くらいには軽い頭痛程度までよくなりました。蒸し暑さが関係しているのかもしれません。
できるだけこまめに水分を補給して、頭痛がひどくならないように注意しました。

水分をしっかり摂ることで頭痛の緩和につながるような気がします。
退院後522日目|乳房再建手術397日目|皮膚むしり症?

ノルバデックス服用493日目です。
この日は心療内科の受診日でした。心療内科で処方されている薬は合っているように感じますが、睡眠時間が短いのが悩みです。
この日、心療内科の医師から「皮膚、むしってますか?」と聞かれました。確かに私の指先は、血がにじむほど傷だらけです。無意識のうちに、指先の皮膚をむしってしまうのです。
医師からは「自傷行為の一つ」と説明を受けました。少し元気になってきて、イライラなどが止められないときに起こることが多いそうです。
医師に「何か強いストレスを感じていますか?」と聞かれましたが、そのときはピンときませんでした。
でも、よくよく考えてみると、ホルモンバランスの乱れで体調が思わしくないことを家族に理解してもらえない部分にストレスを感じていることに気づきました。
見た目は普通に見えるので、「何でできないの?」という不満をぶつけられることがありました。原因はほかにもあるのかもしれませんが、私が思い当たったのは家族の無理解。
これはじわじわと心を蝕みます。

自分では自傷行為をしていると思ったことはありませんでした。
でも、指先をむいてしまうのはやめられません。
退院後523日目|乳房再建手術398日目|暑さバテ

ノルバデックス服用494日目です。
早朝3:30に目が覚めました。私は一度目が覚めてしまうと、心がざわざわして寝ていることができません。なので起きて本を読んだりしています。
でも、この日は睡眠薬が残っていたようで、起きてはみたものの頭の中らグラングランでした。本も同じところを何回も読んでいる状態。
「じゃあ、ベッドに横になればいいのに…」と思いますが、それができない。これがメンタルの病気の特徴の一つなのかもしれません。
熟睡できないので、体もバテています。蒸し暑い日が続き、体力が落ちていると感じます。
食事は普通に食べられますが、基本的に万年睡眠不足なので、体力が持たないのでしょう。睡眠薬は飲んでいるので寝つきはよいですが、睡眠時間の持続は短いです。
仕事もあまり集中できません。在宅ワークなので、自分の都合で働けるのはメリットですが、だらけてしまうとなかなかリセットできません。

ぐっすり眠りたいのですが、それができず悶々としてしまいます。
退院後524日目|乳房再建手術399日目|倦怠感で起きられず

ノルバデックス服用495日目です。
睡眠不足の反動で、この日は朝起きることができませんでした。たまにこういう日があります。
頭痛もあり、頭の芯がボーッとしています。何の夢を見たのかは覚えていませんが、夢で疲れたことは確かです。
1日中、倦怠感がありました。
家族は「もうちょっとちゃんとしなよ」と言いますが、やりたくてもできないのです。これはホルモンバランスの乱れ+メンタルの不調が重なっているのだと感じています。
とにかくやる気が起きません。でも、寝ていることもできず、結局は起きて何とか家事や仕事をこなしました。
「この倦怠感、何とかならないかなぁ…」と思います。

家族は乳がんのこともパニック障害のことも日常の中ではあまり感じていないのだと思います。
その日によって体調が大きく変わることを理解してもらえる日は来るのでしょうか?
退院後525日目|乳房再建手術400日目|ホトフラで夫から文句

ノルバデックス服用496日目です。
ホルモン治療を始めてから、ホトフラが頻繁に起こるようになりました。顔が真っ赤になって汗だくになっている私を見て、夫が「暑がり過ぎる」と文句が…。
これは自分でコントロールできないことだし、文句を言われても困ると伝えましたが、夫は納得していない様子。
別にエアコンを使っているわけではないし、夫に何の迷惑もかけていないつもりですが、見た目でイラつかれるのはどうすることもできません。
夫のちょっと頑固なところにうんざり。「言い返しても理解してもらえないのかな」と感じてしまいました。

私自身、イライラすることはそれほど多くないと思っています。
でも、何か不機嫌な態度が見えるのかも。
少しは反省しますが、自分でコントロールできないことに文句を言われても困ります。
乳がんは治療中もけっこう大変

私は手術とホルモン治療で乳がんを治療しています。抗がん剤や放射線を使って治療している方に比べたら、ずっと楽なのかもしれません。
でも、ホルモンバランスが崩れるのでいろいろとしんどい状態にはなります。家族にはできるだけそのことを出さないようにしていますが、何かができなかったり、グダグダになっていると、文句を言われるようになりました。
乳がんを告知されたときはすごく心配してくれた家族ですが、時間が経つと病気のことはすっかり忘れてしまうようです。
正直なところ、まだまだ治療は続きますし、これから先も再発や転移があるかもしれない。そう思いながら毎日生きていることに気付いてほしいなと思います。
自分でもふがいなさを感じているのに、家族からも責められると本当にどうしたらよいのかわからなくなります。
きっとこれは多くの乳がん患者の方の悩みでもあるのではないでしょうか?

相手に理解してもらうのは意外と大変です。
退院後526日目|乳房再建手術401日目以降については、また今度お話ししますね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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