心療内科受診日|この幻聴、何とかなりませんか?

心療内科受診日|この幻聴、何とかなりませんか? 強迫性障害
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私は2か月以上、幻聴に悩まされています。最初の頃は、「何だか音楽が聞こえる」という程度でしたが、今は朝起きたときから夜寝るときまで、ずっといろいろな音楽、人の話し声、テレビの音、電話の音などがうるさいほど聞こえている状態です。

心療内科の医師にも相談していますが、すぐに改善することは難しいそう。何をしたら(もしくはしなかったら)この難聴はなくなるのか…。苦しくなります。

心療内科は3週間ごとに通院しています。家から電車で1駅ですが、その1駅が苦しい時間。電車に乗っている時間は3分ほど。できるだけすぐに降りられそうなところに立って、乗っています。

以前に比べると、少し落ち着いて乗れるようになったと思います。でも、心療内科に着くころにはぐったり疲れ切ってしまいます。

今回は心療内科のことをお話しようと思います。

koko
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心療内科にはパニック障害の治療で通っていましす。
この日は時間より若干早めにクリニックに着きました。

心療内科にて

この日の心療内科は、お盆休み明けで少し混んでいました。でも目を閉じていれば、少し楽な気持ちで予約時間まで待てるようになりました。椅子に座ったら目を閉じて、できるだけ周りの状況をシャットダウン。

心療内科は落ち着いた空間です。きれいで清潔で明るくて。バックにはボリュームを下げた心地よい音楽が流れています。

幻聴がなかったころは、静かに音楽を聴いて診察を待っていました。でも、今はどこにいても幻聴がうっとうしく、気持ちがざわざわしてしまいます。目を閉じていても自分の中の音にいら立ちも感じます。

私は心療内科の医師に伝えたいことは、紙に書いて渡しています。医師はその紙を見ながら、一つずつ質問してくれます。

症状を書いた紙は、前日に準備します。前回の受診日からどんな状態だったか、よかったこともうれしくないことも正直に書いています。

本当は紙を渡す必要はありません。でも、自分で聞きたいことを聞き忘れたり、伝えたかったことを忘れてしまったり。そんな状態なので、2か月前から紙に書き出すようにしたのです。

私は以前に比べると、注意力が散漫で記憶力にも自信がなくなっています。私が書いて医師に渡した紙は、カルテにキレイに糊付けされています。

koko
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自分でも悲しくなるほど注意力が散漫になっていると感じます。
頭の中で考えがまとまらないときもあります。
紙に症状を書き出すことで、自分を客観的に見つめることができます。

この幻聴、どうしたら良くなるのでしょうか?

名前が呼ばれ診察室に入ると、私を担当している医師がいます。女性で年齢不詳ですが、私よりもずっと若い医師だと思います。いつも、穏やかに話を聞いてくれます。

この日も私が症状を書いた紙を見ながら、医師から質問を受けました。一つずつ答えていく中で、「kokoさんが今いちばん困っていることは何ですか?」と聞かれました。

今はパニック発作もほとんどなく、いちばん苦しいと感じるのは幻聴です。医師にもそのように伝えました。

家族は私が「今、何か言った?」と突然聞いたり、幻聴に普通に応えている姿を見ています。

幻聴に応えているときは本当に無意識で、隣の人と話しているような感じです。途中で「あ!幻聴に応えてしまった」とハッとしたりします。

心療内科の医師にも「幻聴に応えてしまったり、突然『今、何か言った?』と聞いてしまうんです」と伝えました。2か月以上幻聴があり、どんどんひどくなっている気がします。

最近は、留守電から母の声が聞こえてきたり、誰なのかわからないけれど知っている人の声が聞こえたりします。幻聴なのか、本当に聞こえている音なのか、混乱するときもあります。

koko
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幻聴にはいくつか種類があるそうです。
単純な音、いくつも音が重なり音楽のように聞こえる音、人の話し声。
私はすべての音の種類が現れる状態です。

今は回復に向かっている途中

医師にそのことを伝えると、意外な答えが返ってきました。

回復に向かっているときは一時的に不安症状が強く出ることがあります。今のkokoさんはそういう状態だと思われます。これは強迫性障害によるものでしょう。」

回復する前に、こんなにつらい状態になるとは思いませんでした。でも、医師は「大丈夫。心配しすぎないようにしましょう。薬も今はベストな状態で処方しています。」と私に伝えてくれます。

「どうしたら幻聴がなくなるのか?」という思いにとらわれすぎないことが、大切なようです。実際、パニック発作は起こりにくくなっています。幻聴も時間とともに落ち着いてくるのでしょう。

私は心療内科の医師と話すことで、少し気持ちのざわつきがおさまるように感じています。治りたい気持ちはもちろんあります。でも、回復に向かっての症状(状態)だと理解することで、少し気持ちが前向きになりました。

koko
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幻聴は確かに不安というか落ち着かない感じを与えます。
でも、エネルギーが増えている過程とわかったので、「また聞こえる…」と落ち込まないようになりたいと思います。

家族の理解

家族は今の私の状態をどの程度理解しているのか、聞いてみました。

夫は「前よりも顔色がよくなっているし、kokoちゃんが思っているほど心配はしていないよ」と言っていました。「それよりも睡眠時間が短いことが気になる」と言っていました。

私は22時頃に寝ると夜中の2時半から3時には目が覚めてしまいます。一度目が覚めると「何かしなければ。起きなくちゃ!」と飛び起きてしまいます。

起きた後は何をしているかというと、パソコンに向かって仕事をしています。この「起きなくちゃ!」が私の強迫性障害の症状です。誰かにせかされたり、命令されたわけではありませんが、自分の中でどうにもできないのです。

「睡眠時間が短いので、日中に寝ているか?」というと、日中も起きているんです。「寝たらだめだ!」と心の中で強く思ってしまうから。

夫はその状態を心配しているようです。確かにすごく疲れていますし、午後は使い物にならないほどポンコツ状態。

少しでも眠れるとよいのかもしれませんが、それができない。夫はそんな私を見て「そんなに頑張らなくていいんだよ」と思うようです。

頑張りたくて頑張っているわけではない。「何かしなければいけない!」と心の中も頭の中もその思いでいっぱいになってしまう。

夫にはそう伝えました。

koko
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疲れても休めない状態がずっと続いています。
昨日の夜も食事の後、うとうとしていました。
それなら寝たほうがよいとわかっているのですが、どうしてもできません。

自分で自分の首を絞めている感じ

今の私は「強迫性障害になる前の私とは明らかに違う」と感じています。自分で自分の首を絞めているように感じるときもあります。

自分で自分を追い込んでいる。

そう思うときもあります。

保育士をしていたころの自分とかけ離れた日常を送っていることに、今でも戸惑うときがあります。でも、これが今の私なのですから、受け入れるしかないのでしょう。

「やらなくちゃ」と思うことのほとんどは、やらなくても問題ないことばかりです。落ち着いて考えると、「どうして無駄なことばかりしているのだろうか…」と落ち込みそうになります。

強迫性障害もなかなかしんどいです。だけど、回復のステップを踏んでいかなければならないのなら、今の状態も受け入れる必要があります。

心療内科の医師が話してくれるように、「心配しすぎないことも大事なのだろう」と思います。趣味があるとよいのですが、今の私は何をしていても楽しいと感じられません。

そんな中でも「少しずつ自分の好きなことを再開できたらいいな」と思えるようになってきました。

私のことを私が許す。

そうなりたいと思います。

koko
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今は理想の自分とはかなりかけ離れている感じがします。
でも、そのことも受け入れてそういう状態の自分を許していく必要があるのでしょう。

まとめ

誰でも心の中にさまざまなものを抱えています。それを表に出さないだけで、苦しんでいる人もいるだろうと思います。

私は心療内科に通っているので、気になることは医師に聞くことができます。私の幼少期に問題があることも自分の中で気づいています。

以前までの私なら、いろいろ思うところがあってもうまく制御していたのかもしれません。だけど、今はそれが思うようにできないから、「しんどい」と感じてしまうのだと思います。

幻聴もその一つです。受け入れることが難しいときもありますが、「心配してもどうにもできないことがある」と受け入れないといけないのかもしれません。

私はときどき音楽を聴く時間を作っています。昨年からよく聴くアーティストは「セカオワ」です。

以前の私には心に響かなかった曲が、今の私には理解できるような気がする。とても身近に感じるときがあります。深瀬さんの声にスッと心が救われるような気がするんです。

いろいろ苦しいときもありますが、この世で生きていく中での経験は貴重なのだと思っています。

あなたの苦しみを話せる人はいますか?少しでも話せる人を見つけられると、気持ちが楽になるかもしれません。

koko
koko

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの今日に幸せな時間が増えますように。
心から願っています。

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