突発性難聴から感音性難聴になり、今も治療を続けています。左耳があまり聞こえないところに、右耳の中耳炎。家族の会話もドラマのセリフもぼわ~んとした感じです。
相変わらず左耳の幻聴は激しいです。気をつけないと幻聴に返事をしてしまいます。家族も心配してくれますが、どうにもならない感じです。
左耳の聴力は、昨日の検査がいちばん悪かったです。耳鼻科の先生も「う~ん」と悩んでいました。
今日は「左耳が聞こえにくくなった原因」と「その後の対処」についてお話しします。
始まりは突発性難聴

6年近く前に左耳が突発性難聴になりました。原因はとあるバンドのライブです。
イギリスのバンドで我が家はみんな大好き。日本でもライブがあると知り、出かけました。家族で楽しい時間を過ごしたんです。
ライブからの帰宅後も「やっぱりマシューは最高!」「構成がいいよね」など、家族でワイワイ話していました。
ところが…
夜中に突然の激しいめまいと吐き気。同じベッドに寝ていた夫にSOSを出し、朝まで大変でした。
翌日にはめまいもほとんどおさまり、「興奮しすぎたのかも?」と思っていました。夫と朝食後いつものように話をしていたときです。
急に左耳が聞こえなくなりました。
「えっ!?」と思うくらい突然、左耳が聞こえない。
そのとき、すぐに耳鼻科に行けばよかったのですが、引っ越しの準備中だったので耳鼻科は後回しにしてしまいました。
その後、半年近くたっても左耳が聞こえにくいので、やっと耳鼻科に行きました。
耳鼻科の先生に症状を話すと、「何ですぐに来なかったの?早く治療をしていたらこんなに悪くならなかったかもしれない」と。
そのときに「突発性難聴」だと告げられました。

自然に治るだろうと思っていたのは甘かったです。
少しでも早く治療をすれば回復する可能性が高くなるそうです。
良くなったと思ったらまた悪化

突発性難聴と診断されてから、「まずは飲み薬で治療をしましょう」ということになりました。でもその薬は激マズ。
薬剤師さんが「水で薄めて飲んでいる人もいるよ~」「炭酸水が飲みやすいらしいよ」と教えてくれました。
毎日飲まなければならないのはつらかったです。でも、自分が通院を後回しにしてしまった結果なので頑張って飲むしかありません。
定期的に聴力検査も行っていました。右耳の聴力は大丈夫ですが、左耳の聴力はそのときどきによって変動します。
結局5年近く左耳の治療は続いています。

突発性難聴は異変を感じたらすぐに治療すれば改善も早いそうです。
私は放置していた期間が長かったので、なかなか改善しませんでした。
突発性難聴から感音性難聴へ

一度は良くなったと思った突発性難聴ですが、その後もときどき耳が聞こえにくくなるようになりました。耳鼻科で聴力検査をすると低い音が聞き取りにくくなっていることがわかりました。
テレビも俳優さんがぼそぼそ話しているドラマではセリフが聞こえなかったり、外を歩いているときは、自転車や車がどこから来るのか方向がわからなかったり。
結局、今は感音性難聴と診断されています。
相変わらずおいしくない薬は飲み続けました。ただ、長期にわたって飲むことはできない薬らしく、途中で断薬期間もありました。

片方の耳が聞こえないと、どこから音が聞こえてくるのか本当にわかりません。
右耳が中耳炎!ほとんど音が聞こえないんですけど

そんなある日、右耳の聞こえ方もおかしいと感じる日がありました。耳に水が入っているようなぼわんとした音。
1日様子を見ましたがやっぱりおかしいので、翌日に耳鼻科へ行きました。右耳は中耳炎になっていました。
幸い、痛みはないので音の聞こえ方がおかしいという症状だけでした。でも、左耳はほとんど聞こえないので、家族と話していても「ごめん、よく聞こえなかった」と言うことが増えました。
中耳炎の治療は3週間続けました。昨日も耳鼻科に行ってきたのですが、右耳は回復していました。でも、左耳の聞こえが急激に悪化していることもわかりました。
「聴力検査どうだった?」と聞かれました

昨日の耳鼻科の受診時に聴力検査をしました。ヘッドホンをつけて片方の耳に音が出るようになっています。音が聞こえたらスティックのボタンを押すシステムです。
右耳から検査をしたときはまだ少しくぐもった音ですが、聞こえていました。ところが左耳から音が出るようになったとき、高い音は聞こえてくるのですが、中音域から低音域はほぼほぼわかりませんでした。
昨日は先生に「聴力検査しながらどう感じた?」と聞かれました。
私は「音が聞こえているんだろうな…と思うけれど、自分の耳では聞こえなかったのでボタンを押せなかった」と伝えました。
先生は「そうだよね。今まででいちばん悪くなっている」と言っていました。いつもなら検査結果の紙を渡してもらえるのですが、昨日はその紙ももらえませんでした。
ただ、私の聞こえの問題は、薬が効き始めると少し聴力が戻ります。なので先生も「あなたの場合は聞こえ方に変動があるから、薬が効くか試しましょう。次は2週間後に来てね」ということになりました。

いろいろな病気で困ってしまうときもありますが、これが自分の現状なので仕方がないと思っています。
まとめ

左耳の幻聴は相変わらず続いています。不協和音や歪んだ音で流れる曲。どんどん転調し、テンポアップしていく歌。アナウンサーがスポーツ実況しているような声。
最近はそれ以外の聞こえる音も増えてきました。
留守電から母の声が聞こえる。どこかで号令をかけている声が頭の中に響く。お経をあげているような声。
あまり家族に言うと心配をかけてしまうので、できるだけ言わないようにしています。でも、家族の会話が聞き取れないときは「ごめん。ちょっと聞こえにくかったからもう1回言って」とお願いすることもあります。
左耳の聴力が以前よりも悪くなっていることは、自分でも実感しています。いつか聞こえなくなってしまうのでしょうか?
耳鼻科の先生は、「良い方の耳を大事にしていきましょう」と言っていました。それしか方法はないのだと思います。
今はアーティストでも突発性難聴の人が増えている印象があります。爆音を聞くことに耳が耐えられないのも突発性難聴の原因の一つらしいです。
私の場合、耳が聞こえにくくなると人の話への関心が低下したり、人と接することが億劫になると感じています。
50代の今からこんな調子だと、歳をとったらもっと不自由になるのだろうと思います。ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くときは、ボリュームに気をつけてくださいね。

耳の聞こえ方一つで生活のストレスが変化します。
左耳が聞こえにくくなってからそのことに気づきました。
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